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森ライのアカマツ林学会_専門家とまなぶアカマツ林(里山)整備 | アカマツ林整備|森のライフスタイル研究所

Announcement

森ライのアカマツ林学会_専門家とまなぶアカマツ林(里山)整備

2014/09/16 毎日メディアカフェ

レポート公開中 2015/09/27 Update

【9/16終了】アカマツ林の生態やその整備の方法からアカマツと共生関係にあるマツタケのことなどを楽しく学びます。2014年5月より森のライフスタイル研究所が「コスモ石油エコカード基金」、「2013年度ドコモ市民活動団体への助成金」のご支援を受けて(株)アーバンフォレストリーと共に行っているアカマツ林整備活動の報告と今後の展開もご紹介します。

申込は締切りました

Guideline

活動名 森ライのアカマツ林学会_専門家とまなぶアカマツ林(里山)整備
開催日時 2014/09/16(火) ~2014/09/16(火)
開催場所 毎日メディアカフェ (千代田区ーツ僑一丁目1番1号 パレスサイドビル【毎日新聞東京本社1階/地下鉄東西線「竹橋」駅下車パレスサイド出口より約3分】)
活動内容 ●森づくりに興味を持つ人たちとアカマツ林整備に関する知識を共有していきます。
●当団体が実施している長野県伊那市のアカマツ林でのプロジェクトの活動報告を行います。
集合 ●18時00分〜:受付開始
千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル
TEL:03-3212-2607
(毎日メディアカフェ担当窓口/水と緑の地球環境本部)
スケジュール ●18時30分〜18時35分:オープニング、講師紹介
●18時35分〜18時40分:コスモ石油エコカード基金の取り組み紹介
●18時40分〜19時15分:吉見次郎氏講演
●19時15分〜19時25分:休憩
●19時25分〜19時45分:森ライが進めている「アカマツの森 里山再生プロジェクト」の紹介
(森づくりの経緯/これまでの実績/現状報告/今後の予定)
●19時45分〜20時00分:質疑応答
●20時00分:閉会
●20時20分〜22時20分:懇親会(毎日新聞社ビル内の居酒屋にて/希望者のみ 有料)
持ち物 筆記用具
募集対象 森づくりや森ライに関心のある方ならだれでも
定員 30名
参加費 無料
申込期限 平成26年9月12日(金)
注意点 学習会終了後、竹橋近辺で交流会を行う予定です。
ご連絡 参加申込みはこちら(クリックください)
Google Forms で作成した応募フォームの画面に変わります。

■講師紹介■ 吉見次郎氏(株式会社アーバンフォレストリー代表、樹木医)
1965年生まれ。1994年、一般のサラリーマンから林業に転職し、上伊那森林組合に勤務。現場作業員から組合副参事までを歴任。日本を代表するアーボリスト(樹芸家)の一人でもある。
2013年4月に森林組合時代の仲間と株式会社アーバンフォレストリーを設立。アーボリカルチャー研修会や樹木メンテナンスの他、アカマツ林の管理方法として、マツタケ増産を目的とした森林施業方法を提案。アカマツ林の手入れからマツタケの収穫方法、販売までをサポートし、山林の発展と地域産業の創出に寄与している。
著書にロープクライミングテクニックなどがある。

この学習会は、毎日メディアカフェのご協力のもと会場を使用させていただいております。毎日メディアカフェについては、こちら(クリックください)
その他

Report

森ライと学ぶシリーズ「アカマツ林学会」開催しました!

【9/16開催】今年からスタートした、長野県伊那市における森ライのプロジェクト。アカマツの森を再生させて、(幸運に恵まれれば、)秋にあの素晴らしいキノコの姿を拝もうではないかという、大変やりがいのあるものです!恊働している(株)アーバンフォレストリーの代表で樹木医の吉見次郎氏をお招きし、アカマツのこと、共生関係にあるマツタケのことを学びます。併せて森ライからの報告も行い、活動の意義について改めてお伝えします。
ちなみに今回は、会場である毎日メディカフェ、記念すべき50回目のイベントだそうです。いつもありがとうございます。

森に寄せるよこしまな?期待も

集まったのは約30名の皆さん。アカマツの森には、ほかの森とはちょっと趣の異なる、高級感ある食の香りがします。5月に現地で柴かき(溜まった落ち葉等を専用の熊手を使って取り除く作業)を一緒に行ってくれた森ライのボランティアメンバーも、どこかで期待を胸に、今日のお話を聴きにきてくれました。だって講師の吉見氏は、マツタケ増産の試みを通して、アカマツの森を再生させようとされている方ですから。

アカマツってどんな木?

アカマツは昔から、人の生活に結びついた木でした。人々は、薪に、炭に、建築材に、この木を利用してきました。それが、化石燃料が中心になったことで、また、1964年に木材の輸入が全面自由化されて安価な輸入材が押し寄せたことで、利用されなくなってゆきました。アカマツは痩せた土地で育つ木です。人が関与しなくなったアカマツの森には、落ち葉が堆積して土壌が肥沃になり、アカマツにとって良い環境ではなくなってしまいました。近年は松くい虫の猛威により、さらに森が衰退しています。

アカマツとマツタケは、切っても切れない関係

マツタケはアカマツと切っても切れない関係です。いわば「マツタケの素になる」菌根菌という菌は、アカマツの根に寄生して、アカマツが水分や養分を吸収するのを助ける一方で、アカマツから養分を供給されて生きています。アカマツにとって生育条件の良い森では、一般に、それだけマツタケが出る確率が高くなります。吉見氏のお話では、戦後12,000トンだったといわれる国内の収穫量が、今では約180トンと激減しているそうです。里山が元気だった時代には、秋になるとマツタケがたくさん採れたのです。

マツタケを主役に据えて、利用価値のある森にする

林業の世界で新しいチャレンジを提案する吉見氏が取り組むのは、マツタケが豊富に生える森をめざすこと。現状では、木を植えて材として出荷できるようになるまで数十年の手入れをしても、丸太の売価はマツタケ1本に及びません。環境のため、人のためと良心に訴えるだけでは日本の森は良くならない。明日のお金を生み出すことで、地域が笑える森づくりをしよう。それが、長く森林の問題を考えてきた吉見氏の答えです。

風景をつくり出し、風土を残す

健全なアカマツの森は、日が差し込み、美しい。見た目だけではなく、生物多様性に富み、機能的に整っています。それは人間がかかわるからこそできる、日本の風土に根づいた森。調和のとれた日本の森の風景は、人のこころを満たしてくれもします。吉見氏のゴールは、そうした風景をつくり出し、地域に風土を残すこと。森ライとしても、もちろん共感できるのでした。

森ライの活動報告

吉見氏のお話に続き、森ライ岩崎隊員から活動報告です。森ライは5月に泊まりがけで長野県伊那市富県に出かけ、ボランティアの皆さんと、アカマツの森の柴かきを実施しました。かつて堆肥、焚き付けなどに利用されていた落ち葉や枯れ枝が、今はたくさん堆積しています。放置すると土壌が肥沃になるため、専用の熊手で取り除く作業です。この作業、意外と楽しいのです。作業中、“シロ”と呼ばれる、菌糸と根が一緒になった菌根菌がいくつも発見されました。マツタケはここに生えてくると聞いた一同の胸が高鳴った瞬間でした。10月4日、5日の週末には、再び柴かきを行い、また、一部除伐も行いながら、この菌根菌を調査します!マツタケは幸運の産物。どんなに環境を整えても、100%生えてくるものではありません。しかし良い兆候はあるとのこと。乞うご期待!美しいアカマツの森をつくり、秋の味覚も堪能できる(かもしれない)このツアー、是非ご参加ください!

Photo

活動を支援くださっているコスモ石油様より「コスモ石油エコカード基金」についてご案内。
講師の吉見次郎氏。スライドの画像にそそられます。
お話上手の吉見氏の、ユーモアを交えたお話に笑みもこぼれます。
われらが岩崎隊員による活動報告。
質疑応答も交えて、充実した勉強会でした。
最後はみんなでピース。

Voice

高橋明大さん
高橋明大さん
森ライの活動を通して吉見さんを知って興味を持ち、今日はお話を聞きたくて来ました。素人にもわかりやすく楽しいお話で、来て良かったです。長く人と共にあった日本の森を、あるべき姿に戻したいという考え方には愛を感じます。そのためにお金を生み出して、地域に貢献できる仕組みにする試みにも、非常に共感できました。
岡嶋美千子さん
岡嶋美千子さん
森ライの活動に頻繁に参加していて、5月の柴かきにも行きました。今日のような勉強会には、新しい発見があっていいです。より深く知ることが、次の活動のための活力になります。里山は便利さと引き換えに失われたもののひとつですよね。荒れた森はさみしいです。良い連鎖を生み出すために、少しでもお手伝いがしたいです。

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