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「インターナショナル・スクールの生徒さんと海岸林伐木」ツアー | すべての人と 森づくりを|森のライフスタイル研究所

Announcement

「インターナショナル・スクールの生徒さんと海岸林伐木」ツアー

2012/12/01 千葉県旭市東足洗海岸林

レポート公開中 2014/07/24 Update

【12/1強風終了】都内のインターナショナル・スクールの「環境クラブ」とのコラボで、九十九里浜の北端に面する犬吠埼にほど近い旭市で、伐採活動を行いました。英語が苦手な代表・竹垣のボディランゲージに生徒さんたちは苦笑い。森ライ初! の国際色豊かな活動は、若干の雨にも見舞われましたが、無事に終えることができました。

この活動は、「いちごアセットマネジメント株式会社」のサポートを受けて行いました。

申込は締切りました

Guideline

活動名 「インターナショナル・スクールの生徒さんと海岸林伐木」ツアー
開催日時 2012/12/01(土) ~2012/12/01(土)
開催場所 千葉県旭市東足洗海岸林
活動内容 ●津波を被って赤く枯れてしまった木の伐採活動
●海岸保安林内の整理活動
集合
スケジュール
持ち物
募集対象
参加者数 14名
参加費
申込期限
注意点
ご連絡
その他

Report

「インターナショナル・スクールの生徒さんと海岸林伐木」ツアー

「環境クラブ」の14名と枯れ木を伐って堤防の敷地整理

今回は、インターナショナル・スクールに通う生徒さんたちとともに、千葉県は九十九里浜の北端に面する、犬吠埼にほど近い旭市に行ってきました。私たちが海岸林の再生活動を行っている山武市以上に、旭市は東日本大震災による被害が大きかったところで、海岸林も津波による塩害で木々がことごとく枯れてしまいました。旭市の海岸林には今後、防災用に現在より強固な堤防が造られることになるため、工事の妨げになる枯木を伐って敷地を整理するのがこの日のミッションです。
生徒さんたちが通うスクールでは、バスケやサッカーなど放課後に行う自主的な部活とは別に必修の部活があり、今回集まってくれたのは、このうち後者の部活で「環境クラブ」に所属する14名です。
クラブのリーダーのひとりテッド君によると、「ほかのクラブは外に出ることが多いのに、僕たちの活動は学校内でやることばかりだったので、もっとアクティブなことがやりたかった」ということで、父親に相談したところ、縁あって今回の活動に結びついたという次第です。
少しでも地球環境を良くするための力になりたいという志を持った「環境クラブ」の面々ということで環境に対する意識も高く、しかも日本の高校生に相当する年代とあって、あり余るほどの体力を惜しみなく力仕事に注いでくれるということです。
ひと足先に現場で待機していた私たちの前に、スクールバスに乗って生徒さんたち登場。海からの強く冷たい風と、いまにもひと雨来そうな薄暗い空模様ではありますが、今日1日、頑張っていきましょう!

あっという間に更地になっていった海岸林

作業としては、枯れてしまっている木々をできる限り根元近くから伐り、伐った木は堤防の横に運んでいくというシンプルなものですが、鋭利なノコギリや張り出した枝、太い木の重みなど、慣れない環境に気を抜くと大怪我に結びつきかねません。スタッフがそのあたりの注意点を下手な英語交じりの日本語で伝えると、同行いただいたテッド君のお母さんが通訳して伝えてくれたり、日本語の達者な生徒さんがさらに補足して周囲に解説してくれたりしながら、今回も万が一のときのために救急救命士さんに同行いただき、ピンクのビブスを着て、国際色も豊かに作業スタート!
……と、生徒さんたちの働きぶりを見れば、いや、速い速い。伐っては運び、運んでは放り投げ、枯れ木で埋め尽くされていた海岸林はどんどん更地になっていき、堤防脇には伐った木が山積みされていきました。飲み込みの速さ、作業の速さは過去最大級と言ってもいいくらいです。そして約2時間後、昼食のために休憩を入れると、空にはどす黒い雲が広がり、ついに降り出した雨はすぐに雹に変わって、大地を叩き始める5ミリほどの氷の塊。千葉の天気にはいつも泣かされてきましたが、雹は10分程度で収まり、黒い雲が流れ去った空には再び青空も顔を出し、遠方にはくっきり半円を描く虹の姿。まったく毎度毎度、自然の驚異を気づかされる千葉なのであります。

小さな活動の積み重ねが大きな力になっていく

雹も降った休憩中はバスの中で昼食を摂ってもらい、雨のあがった午後には活動再開です。今度は、海岸へと続く通路から南側に伸びる枯れた海岸林を同様に整理していくことにして、約1時間半。作業にも慣れた若い彼らはペースダウンすることもなく、おおよその見当をつけていた目標地点まで難なくクリアー。午後も実にハイペースで海岸林は片づいていきました。
活動中の彼らに話を聞いて回れば、「個々の力は小さいけれど、みんなで集まれば大きな力になっていく」「こういった小さな活動が大きな活動に結びついていく」「今日のような経験をみんなに伝えて行くことが大切」といった私たちの活動にも通じる考え方を何度も耳にしました。普段からそういう気持ちを持って活動している「環境クラブ」の面々ならではだと思いますが、そんな彼らと一緒に実に気持ちのいい1日を過ごすことができたことに改めて感謝したいと思います。
作業終了後は、冷えた身体を温めるために、近所で見つけた天然温泉に立ち寄り、生徒さんたちを乗せたスクールバスとはここでお別れ。皆さん、どうもお疲れさまでした。ぜひまた一緒に活動しましょうね!

Photo

生徒さん到着。バスの中では半袖だった人もいましたが、あまりの寒さに次々と防寒具を着用。
写真右に太平洋、中央に堤防があり、左が作業を行う海岸林という位置関係です。
まずは枯れた木を伐り、伐った木は堤防の脇に集めていきます。
海岸林の中に入るとご覧の通り。枯れた木々が横たわっています。
ヘルメット、ノコギリ、ビブスの“3点セット”を配布し、作業内容を説明。
ほとんど全員がノコギリ初心者ではありましたが、すぐに慣れてどんどんピッチもアップ。
重い木もなんのその。男女とも揃って同じ作業をこなしていきました。
木を伐っては運び、堤防の脇に積み重ね、ミッションは着々と進められました。
そして午前中の作業終了。枯れ木で覆われていた海岸林はご覧の通り見事な更地に変貌。
午後は通路の南側の木を伐っていき、こちらもどんどん片づいていきました。
そして、伐った枯れ木を積み上げた堤防前に全員集合! 皆さん、どうもありがとう!

Voice

テッド君
テッド君
「3.11の津波の被害に遭ったところの役に立ちたくて、がれきを片付けるために昨年は東北にも行きました。それ以来、何もできないでいて寂しい思いをしていましたが、今回こういうチャンスに恵まれて、すごくいい経験になりました」
サユリさん
サユリさん
「震災や原発のことなど、日本は大変な時代です。環境クラブではこれまで、環境に役立てるための募金集めなどはしてきましたが、ノコギリを持って、身体を動かしてという活動は初めて。それを、みんなで一緒にできてすごく良かったです」
写真左/マクニール・マーク君、右/米林琢磨君
写真左/マクニール・マーク君、右/米林琢磨君
「環境には以前から興味があって、世界中の人が同じ日の同じ時間に電気を消す、地球温暖化に対するイベント“アースアワー”なども実践してきました。今日の作業も重要ですし、みんなが学校や家に帰ってこの経験を伝えていくいことが大切だと思います」(マクニール・マーク君)
「今日やったことはすごく地道で大変な作業だし、1本1本の木を伐ること自体は小さいことかもしれないけど、みんなでやって、それを続けていくことに意味があると思いました。自分のやっていることを理解しながらやれたので、充実感もありました」(米林琢磨君)
ヤストミ君
ヤストミ君
「いつもは、インターネットを通じて募金集めをしたり、紙のリサイクルを奨励したり、給食の食べ残しで堆肥を作ったりといった学校内でできることばかりでした。でも今回は、外に出て、津波の被害を受けたところでボランティアができて、すごく有意義な1日になりました」
ジョイナー・イブさん
ジョイナー・イブさん
「津波のボランティアで東北に行きたかったけど、結局なかなか機会がなくて行けなかったので、今回はいいチャンスでした。ノコギリを使うのは初めてでしたが、2、3本伐ったら慣れてきて、だんだん楽しくなってきました」
マグダ・ミラーさん
マグダ・ミラーさん
「小さなことの積み重ねが大きなことに結びついていくので、今日やったことはすごく大切なことですよね。私は東北のボランティアにも行きましたが、結局、石を拾って少し片づけただけでしたので、今日の方が働いた気がしました」

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